ピアニストに託された至高の練習曲
超絶技巧と高度な音楽的解釈を求め、ピアノの表現力を極限まで引き出すドビュッシーの「練習曲」に、佐野隆哉が果敢に挑む。彼の音楽に対するストイックな追求を帯びた演奏は、ドビュッシーの色彩世界をひときわ鮮やかなものへと凌駕させる。小品のきらめきも秀逸な、聴きごたえ満載のセカンド・ソロアルバム。
詳細情報
演奏者 |
佐野隆哉ダイナミックにして繊細。天性のイマジネーションから織りなす「色彩感」と「叙情性」に満ちた”実力派”ピアニスト。 1980年東京生まれ。 都立芸術高校、東京芸術大学を経て、同大学院修士課程を修了。 2005年に渡仏後、パリのスコラ・カントルム高等課程を最優秀で修了。その後、日本人男性として初めてパリ国立高等音楽院「第三課程研究科」(博士課程)からの入学を許可され、2008年に修了。 在学中より、日本音楽コンクール第2位入賞(03年)を始め、世界各地の「国際ピアノコンクール」で多数入賞。ホセ・ロカ国際2位(スペイン・08年)。ロン=ティボー国際5位及び聴衆賞、特別賞(仏・09年)。ショパン国際ディプロマ(ポーランド・10年)等を受賞。 これまでに、フランス国立管弦楽団、パリ国立高等音楽院オーケストラ、東京交響楽団、大阪フィル等と共演。国内はもとより、フランス、ヨーロッパ各地でリサイタルを開催し、好評を得ている。 「室内楽」の分野においても、パリ国立高等音楽院室内楽科を審査員満場一致の最優秀で卒業。日本モーツァルト音楽コンクール声楽部門[共演者賞](03年)、国際サキソフォーンコンクール名誉ディプロマ(ポーランド・09年)を受賞するなど、国内外の幅広いジャンルのアーティストから厚い信頼を得ており、ソロ活動に留まらず多方面で活躍している。 2010年冬に帰国。現在、演奏活動の傍ら、東京藝術大学、国立音楽大学、都立総合芸術高校にて非常勤講師も努めている。 平成16年度青梅市芸術文化奨励賞受賞。 |
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情報 |
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収録曲 | クロード・ドビュッシー Claude Debussy 12 のエチュード 5本の指のための(チェルニー氏にならって) 3度音程のための 4度音程のための 6度音程のための オクターヴのための 8本の指のための 半音階のための 装飾音のための 反復音のための 対比する響きのための 組み合わされたアルペジオのための 和音のための 夢想レントより遅く 月の光 |